北京語と上海語-アラスカと我们自己

中国に住む間、中国内のいろんな地方の出身者と知り合った。そしていろんな方言を聞いた。一番不思議だったのは北京語と東北地方の方言。普通語(標準中国語)は確か北京語や中国東北部の方言をもとに作られたものだと思ったが、北京の人々が話す言葉がすごく聞き辛かった。知り合いの中国人は北京語の発音が一番正しいと言うが、僕から見ると、口を半分ほどしか開かず、喉の辺りでもごもご言ってるような彼らの発音はまるで、日本の東北地方の方言とよく似ていて、とても聞き取りにくかった。おそらく寒い気候の関係で、あのような口を半開きにした状態で話すようになったんじゃないかと思う。ちょうど日本の東北地方の方言が同じ理由であのような発音になったように。
 
上海語は逆に、一つ一つの音をはっきりと話すようだ。また同じ意味の言葉を、普通語と上海語で話すと、上海語の方が速い。上海人がよく  アラスカ  と言っていたのでどういう意味か聞いてみたら   我们自己(私達)   という意味だそうだ。何度か自分でつぶやいてみるがやはり、アラスカという方が速い。一般的に中国南方の人は経済感覚が発達していると言われ、実際そのようだが、言葉にまで経済的な効率を追求する思想が反映されているようだ。 
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北京語と上海語-アラスカと我们自己 への2件のフィードバック

  1. Cherry より:

    私はネイティブスピーカーの英語より
    ドイツ人やメキシコ人の英語の方が聞き取りやすいです
    でもフィリピン人の英語は聞き取りにくかったし
    ネイティブでもカナダ人の英語は割と聞き取りやすかった
     
    木を見て森を語ってますともっ!!
     
    鹿児島弁と青森弁は理解不可能な外国語状態だし
    美人が秋田弁を話すとびっくりしますw
     

  2. hiroshi より:

    そういえば沖縄に昔行った時、早朝、ホテルのラジオを聞いていると、アナウンサーが話している文の最初はあきらかに日本語なのに後半からいきなり全然聞きとれなくなったことがありました。あそこまで行くともう方言というより沖縄語と云ったほうがいいですね^^
     
    英語はそうですね。ネイティブというかアメリカ人の話す言葉、特にニューヨーク人の言葉は発音よりも、何か特殊な言い方が多いみたいですね。ニューヨーク語講座というのを前見た気がするけど。。。
    さだかではないです^^
     
     
     

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